飛行機を使う赤ちゃんや幼児との旅行での一番の心配は、行き帰りの機内で過ごす時間ですよね。
特に大変なのが0・1・2歳です。
我が家も長男が1歳のときに飛行機に乗ったのですが、ぐずってしまい大変な思いをしました。
それに懲りて、その後の飛行機を使う旅行では、事前準備を万全にするようになりました。
こちらでは、我が家の機内対策に加え、頂いたアドバイスを加えた「赤ちゃん・幼児の機内対策おもちゃやグッズ」をご紹介します。
赤ちゃん・幼児などのお子様連れの長距離フライトもきっと乗り切れるのではないかと思います。
赤ちゃん・子供の耳抜き対策:耳栓・飲み物・飴
赤ちゃんや幼児はうまく耳抜きができないことが多いんですよね。
私も、グアム線で離陸の際に、我が子も含め数人の赤ちゃんが一斉にぐずったのに気がついたことがあります。
うまく耳抜きができるように、赤ちゃんには授乳や飲み物(ジュースやゼリー状の飲み物もおすすめです)、飴を舐めることができる年齢のお子さんにはキャンディ(慣れていない場合は棒付きキャンディが安全です)などを用意しておくと安心です。
また、気圧調整機能のある耳栓もありますので、中耳炎の既往など心配な方には用意されていると便利です。
空港でもよく販売されています。
⦿気圧調整機能のある子供用のサイズの小さな耳栓です
⦿ゼリー状の飲み物も飲み込む際に耳抜きがしやすいのでおすすめです
飛行機内の狭さ対策:席指定・バシネット・マット・シート・足置き
本能のまま生きている赤ちゃんや幼児にとっては、身体を自由に動かせないのは苦痛ですよね。
狭い機内ですが、できる範囲でスペースを確保するために、席の指定やマットなどでの工夫が役立ちます。
⦿フットレストを設置する
空気を入れて膨らませて使えるタイプのフットレストが人気です。座席の間にセットすることで、お子さんが足を伸ばして座ることができ、座席が広々使えて疲れません。
空気を抜けばコンパクトにしまえるのも便利です。ただ、エアラインによっては、使える座席に制限があるので、注意が必要です。
⦿バシネットを予約する
主に国際線の場合、お子さんがバシネットに眠ることができる小さな赤ちゃんだけであれば、事前に航空会社や旅行会社に連絡して、バシネットを予約することがおすすめです。ただし、兄弟などで、小さな赤ちゃん以外にもお子様がいらっしゃる場合は、バシネットを取り付けられる席は肘掛けが上がらない席のため、かえって不便なこともあります。
⦿周囲が空席になるようお願いしてみる。
繁忙期には難しいですが、空席がある場合は、搭乗の手続き時に事情を話して、周囲に空席がある席を指定していただくのも試してみる価値があります。
前方の席や隣に空席があると気持ちの面でもスペースの面でも大違いです。
⦿床にマットを敷き、その上で立ち上がれるようにする(前に壁のあるバルクヘッドの場合におすすめです)
床に敷くマットがあると、安定走行時にマットの上で赤ちゃんが動くことができるので、動けるスペースが多少広がります。ただし、前に席がある場合は立ち上がったお子さんが椅子を叩くなどして、前の座席の方に迷惑がかからないように注意が必要です。
こちらはとてもコンパクトなレジャーシートです。
安定飛行中、シートを床に敷いた上にブランケットを敷いてその上で遊ばせることができて便利でした。
飛行機内の乾燥対策:ワセリン・リップクリーム・ヴィックスヴェポラップ
機内は乾燥しています。大人はマスクなどで対策ができますが、子供はマスクは嫌がりますよね。水分を取ることでも対処できますが、唇の乾きなどにはリップクリームがあると便利です。
また、息子達は気管支が弱いので普段から気休め程度にヴィックスヴェポラップを使っていたのですが、小さな入れ物に詰め替えて持っていき、眠くてぐずぐずしていた時に塗ったところ、気持ちがよかったようで、すーっと眠りにはいったこともありました。
⦿ベビー用のワセリンは唇や手足など気になるところにどこでも使えるので便利です。
⦿気管支の弱いお子さんで普段から使用されていたらぜひ
空腹対策:おやつ
赤ちゃんや幼児にとっては、空腹は機内でご機嫌に過ごすための大敵です。
機内食が提供される時間に合わせるのではなくて、通常の食事のリズムで食事ができるといいですよね。
空腹対策としても、ぐずったときの対策としてもおやつを持参される方が多いと思います。
幼児の場合は、スーパーなどでよく見かける”ねるねるねるね”などの遊びながら食べられるおやつも時間ももつし楽しめて人気です。
我が家は小さなボーロなど、つまむのに時間がかかるようなお菓子や、普段食べないお菓子を行きと帰り分に分けてたっぷり持参していました。
ただし、キャンディなど糖分の多いものは、興奮状態になる場合があるので、ご注意ください。
⦿おやつタイムの必需品”消毒ジェル”。赤ちゃんや幼児は飛行機の中の様々なものを触ります。毎回手を洗えないので、おやつの前などに消毒できて便利です。
(新情報)以下のような遊べるお菓子がとても良かったというアドバイスをいただきました。
遊んだ後は、食べて無くなるのも荷物にならなくていいですね!
★プチ情報
羽田空港国際線ターミナルの”空ドンキ”では駄菓子が充実していました。
買い物が楽しめる年齢のお子さんで時間に余裕があれば、駄菓子屋購入も組み入れると旅の楽しみが加わりますね!
飛行機内の退屈・ぐずり対策:赤ちゃん・子供が楽しめる機内グッズ
赤ちゃんや幼児が飛行機内でハッピーに過ごすためには、この退屈対策が一番大事です。
彼らにとっては大人の事情は関係ありません。
自由に動けない状態を強制されていることを認識次第、泣き叫ぶのが通常の反応なので、そのことに気が付かないように、手を変え品を変えご機嫌を取り続ける必要があります。
ここでは、子供がしばし夢中になり、機内にいることを忘れてくれる効果のある機内対策グッズをご紹介します。
タブレット
長男が0歳の頃はまだタブレットは一般的ではなかったのですが、あっという間に子連れ旅行必須アイテムになりましたよね。
子供用の知育ゲームアプリ、アニメや映画をダウンロードしておくと子供は飽きずに夢中になってくれます。
我が家は現在は家族全員iPadを愛用していますが、当初は子供用にはKindlefireを使用していました。
お値段もお手軽で、壊れにくいので重宝しました。
⦿アプリや子供番組のダウンロードは自宅で済ませておくのがおすすめです。
おむつ・お尻拭きが15%OFFになるアマゾンファミリーの特典もある、Amazonプライム会員になると、プライム・ビデオのアニメや映画が無料でダウンロードできます。
小さなお子様用のアニメや番組もいろいろあります。ディズニー・チャンネルのアニメも人気です。
AMAZONの場合はコンテンツをダウンロードできますので、オンライン状態にできない時でも視聴できるのが便利です。
また、Kindle fire購入の際にもAmazonプライム会員になると、半額程度に割引される時期がありますので、要チェックです。
⦿Kindle Fireは子供用にはリーズナブルで使いやすいのでおすすめです。
⦿カバーがあると安心です。
⦿(追記)子供用のキッズモデルもあります
こちらは、子供用のカバーがついていることや、キッズコンテンツ使いたい放題などのサービス付きで便利です
子供用ヘッドホン
タブレットなどの視聴グッズを持参する場合はもちろん、機内のモニターで映画やアニメ、ゲームを楽しむ際にも、意外と忘れがちなのが、子供用のヘッドホンです。
飛行機に備え付けの大人用のヘッドホンは、子供にはサイズが大きすぎてずり落ちてしまいます。
また、大人用のイヤホンは小さな子供の耳には入りにくいです。
我が家は、子供用のヘッドホンを忘れ、大人用のイヤフォンでなんとかなると思っていたところ、何度も落ちてしまって、そのたびにぐずぐずになってしまうという経験をしてから、子供用のヘッドホンを忘れずに持っていくようになりました。
⦿子供用ヘッドホンの中でもこちらは折り畳めるタイプで便利です。音量が調節されていますが、機内でも十分聴くことができました。
⦿最近人気急上昇のヘッドバンド型のイヤフォンです。アイマスクになるのも便利です。いろいろな種類があり何よりとても可愛いです。
⦿機内番組を子供用のヘッドホンで視聴する場合は変換プラグが必要です。
※ただし航空機の種類によっては使えない場合や、必要のないタイプもありますので、搭乗される飛行機の機種をご確認ください。
⦿兄弟姉妹がいる場合はジャックがあれば、1つのタブレットから兄弟2人で視聴できます。
Photo credit: Frans Persoon on VisualHunt.com / CC BY-NC-ND
絵本
いくらタブレットが便利だからといって、幼児に長時間映像をみせるのはちょっと・・・・・と思われる方も多いですよね。
ただ、自分で本が読めるような子はそもそも問題はないのですが、問題は0・1・2歳児です。
ぐずり始めたときにぱっと気をそらせることができる工夫があったり、楽しいしかけのある本がおすすめです。
2歳以上なら”ミッケ”などの探し系の本も楽しく時間をもたせることができます。
⦿手のひらサイズで持ち運ぶのにも便利な仕掛け絵本です。
⦿ミッケシリーズの探しっこ絵本です。こちらも小さなサイズで持ち運びに便利です。
シールブック
1~2才からはシールブックも機内の定番ですね。
航空会社によっては子供へのプレゼントとして用意しているところもあります。
はさみは機内に持ち込めないので、切り貼りではなくシールをはるだけのタイプのものがおすすめです。
(我が家の息子達(当時5歳と1歳)が冬にグアムに行った際の機内の写真です(ボケていますが)。1歳次男がお菓子を食べながらご紹介しているアルファベットのシールブックで遊んでいます)
⦿知育系のシールブックですが、貼り直すこともできるので、便利です。
⦿プリンセスに憧れるお年頃に。
我が家は男児二人なので縁がなかったのですが、近くの席の女の子が夢中で遊んでいました。
⦿シールブックは洋書のほうが充実しています。こちらは塗り絵なども楽しめます。
アクティビティブック
⦿さかなつりはマグネットブックの中でも子供受けがとてもよく、人気があります。
一度隣席で大泣きしていた2歳のお子さんにお貸ししたところ、飽きずにご機嫌で遊んでくれて、とても喜ばれたことがあります。
⦿こちらは水をつかって塗るタイプの塗り絵です。周囲が汚れる心配がないので、機内でも便利です。
⦿5〜6才のお兄ちゃんお姉ちゃんにはこちらも人気です。ゲームや映画を一休みして手を動かせるのもいいですね!(えんぴつや色鉛筆があると便利です)
音の出ないおもちゃ
ベビーちゃんならおしゃぶり、男の子ならミニカーや女の子ならぬいぐるみなど、お気に入りのおもちゃがあれば落ち着くお子さんもいますよね。
新しいおもちゃをいくつか投入すると時間が持つ場合もあります。
ただし、「音がならない」ことに気をつける必要があります。
⦿人気のある布絵本です。カシャカシャ音がする部分があるのですが、ずっと続けない限り機内でもそれほど気にならないと思います。
折り紙
折り紙は一枚の紙からいろいろなものができるとても優秀なおもちゃです。
旅行に持っていくのにかさばらないのもいいですよね。
折り方も入っている遊べる折り紙セットも便利です。
少し荷物にはなりますが、折り紙の本があると、新しい折り方も試すことができて、楽しめます。
私はせっかくゆっくり子供と遊べる機会かもしれないと難しい折り紙の本を持ち込んだことがあったのですが、機内でずっと折っていると疲れるので、簡単なもののほうがいいかと思います。
私は、気合いを入れて”薔薇”を作ったものの、次男2才に一瞬で握りつぶされたことがあります・・・。
⦿定番の折り紙本です
⦿こちらの折り紙は、折って作成したものでおままごとができます。折り紙本が必要ないのも便利です。
こちらも追ったあとで遊ぶことができます。ただ、折るのは幼児には少しむずかしいです。
あやとり
折り紙と同様、あやとりもひも1本で楽しめる便利な遊びです。
赤ちゃんには少し早いですが、2歳頃から興味を持てるようです。
⦿以下はあやとり紐付きで親子で楽しめます。
ブロック類
小さいパーツを口に入れてしまう時期を過ぎたら、かさばらない小さなブロックやワミーのようなおもちゃも重宝します。
我が家もジップロックに入れたラキューやワミーを持ち歩いていました。
床に落としてしまいがちというデメリットもありますが、自分でいろいろ組み立てて楽しんでいました。
⦿ワミーはただつなげるだけなら2歳くらいから遊ぶことができ、自分で形をつくるのであれば小学生になっても楽しめます。
⦿ラキューはワミーとはまた違い、かちりとはまる感じやおままごとなどの”見立て遊び”をしやすいのが気にいっていたようです。
その他子連れ機内便利グッズ
防臭袋
機内でおむつ交換後のおむつを入れる際にも、子供が酔って戻してしまうなどした際にもさっと袋にいれるだけで匂いをシャットアウトしてくれる防臭袋があるととても便利です。
有名なのでご存知の方も多いかと思いますが、防臭効果が抜群のゴミ袋です。
機内での匂い漏れもシャットアウトしてくれるので、大活躍します。
おしり・手・口拭き
機内ではもちろん、海外ではお手拭きがないレストランも多く、様々な場面で活躍します。
多めに持参すると便利です。
アマゾンブランドの人気のおしり・手・口拭きです。
使い捨てシート
機内に限らず、旅行や普段のお出かけにも一度使うと手放せない使い捨てのシートです。
外出先のトイレでのおむつ交換時や機内での食べこぼしや、宿泊先ホテルでのおねしょシーツに、非常に重宝します。
使い捨ての5枚入りです。やわらかな不織布と高吸収性ポリマー、水分を通さない防水フィルムなど、技術を結集した大人気商品です。
赤ちゃん・子供との空港での過ごし方
機内で赤ちゃんが寝てくれるのととても楽ですよね。
搭乗時刻や予定にもよりますが、行きは早めに空港に来て、キッズスペースや展望スペースなどを楽しみ、機内ではちょうど眠くなるよう誘導できるといいですね。
羽田空港国際線ターミナルはレースゲームのできる店舗などもあって意外と遊べました。
⦿成田空港⇒成田空港キッズパーク
⦿羽田空港国内線⇒羽田空港キッズコーナー
⦿羽田空港国際線⇒羽田空港国際線旅客ターミナル施設情報
赤ちゃん・子供の機内ベルトイヤイヤ対策:事前に飛行機内をイメージ
国際線では2歳以上から自分の座席を確保することになりますが、「ベルトをしたくない!」とぐずるお子さんもいらっしゃいます。
全日空が発達障害のお子様向けに飛行機での空の旅をイメージしやすいビデオを作成したことがニュースになっていましたが、こちらのビデオ、小さなお子様にとっても飛行機での過ごし方の様子がわかりやすいものになっています。
⇒ANAオリジナル「そらぱすビデオ」について
始めて飛行機に乗るお子様には事前に見せて、「ベルトするのかっこいいね〜。楽しみだね〜」と声がけしておくと違うかもしれません。
番外編)子供向け機内サービスの充実している航空会社
航空会社によっては、子供へのサービスがとても充実しています。
機内で飽きないように様々なキットを用意してくれている場合もありますので、搭乗する航空会社のサービスをチェックされてみると重複しなくていいですね。
エミレーツ航空
赤ちゃんや幼児のために充実したキッズパックが用意されています!
どれも楽しそうで、個人で準備する場合の参考にもなりますね。
動画は幼児〜小学生ですが、赤ちゃん・幼児向けにぬいぐるみなども用意されています。
⦿公式サイトお子様連れの旅行
エミレーツではロンリープラネットキッズのグッズが充実していると紹介されていました。
ロンリープラネットキッズのシールブックなど、旅行気分をもりあげるのにもぴったりですね。
キャセイ・パシフィック
通常のバシネットなどのサービスの他に、文房具やゲームの入ったチャイルドキット(3〜6才)などのサービスもあります。
また、”PlayKids”と提携しており、キャセイを利用の場合、特別クーポンコードでPlayKidsプレミアムを30日間無料で利用できます。
スマホやタブレットを利用されている場合は便利ですね!
⦿公式サイト:お子様と一緒のご旅行
⦿公式サイト:お子様と充実した旅を
JAL
事前に予約をしていれば、バシネットを借りることができる他、紙おむつも用意してくださるそうです。荷物が少し減りますね。
離乳食・幼児食・チャイルドミールなども事前予約が必要です。
夏休みにはハワイ線で12才未満の子供を含むファミリー限定のファミリージェットツアーなどもあります。
⦿公式サイト:国際線 赤ちゃん、お子さま向けサービス
●【子供飛行機対策】赤ちゃん・子連れの飛行機対策おもちゃ・グッズ10選
●子連れ旅行・子連れビーチ・水遊び便利グッズ